開運!願いが叶う行者の話

伝統仏教宗派のお寺の住職をしています。 仕事は、お亡くなられた方の供養が中心。ボランティアでお悩み相談を受けたりしています。 し

開運!供養part62 先祖供養の意義

先祖供養の意義


御自宅にお仏壇があり、どちからのお寺さまの檀家になっていて、先祖代々の御供養をしっかりやっている、ご家庭はだいぶ少なくなっているように思います。


先祖供養どころか、御神仏に手を合わせる機会などほとんどない。
初詣に神社仏閣に行くくらいの方が大半ではないでしょうか?


正月三ヶ日の参拝者数、何十万人という報道を聞くと、ビックリしてしまいます。


時の流れ、時流だから仕方がない。という考え方もあります。


コロナ禍の影響もあり、開運、金運を求めて、
御利益をいただくように、神社仏閣参拝される方、増えましたよね。
パワースポット回りの方も増えたように思います。


最近、神社仏閣に行くと目につくのが、スピリチュアル系のグループの方々。リーダーらしき方と、お仲間の方ですね。


以前にお話しましたように、愚僧のように、半世紀近く通っても、それも一応、修行者ですからご挨拶。
御利益信心ではなくとも、御目見や、お声をかけていただくようなことはまずありません。
御神使や御眷属さまが挨拶してくださるくらいです。


YouTubeを観ていると、ど偉い御柱、三貴神さまから、お声をかけていただきました。
というのを見ると、ビックリしてしまいます。


愚僧なんぞは、本殿の上、遙か彼方にピカッと光を感得して、平伏するのがいいところです。


さて、


神様は俗物ではございません。聖なる存在です。気安くお声を、かけていただくとか、下世話な話、金運を上げてほしいとか、彼氏と付き合いたいとか、
自らを穢してでも叶えてくださるのか、甚だ疑問です。


じゃ誰に頼んだらいいの?


向こうの世界にいて、取次をしていただけるのは、


やはり


やはり


ご先祖さまが
一番なんですよ。


これ以上の顔見知りっていらっしゃいますかね?


だから、


金運


商賣繁盛


家内安全


身体健全


まずは、


ご先祖さまに、


が正解だと思いますよ。